僕の音楽(1)

ジャズ

たまには、大好きな音楽のことも書こうと思い立ちました。

今、耳に流れてきている音は、ビル・エバンスの、Alice in Wonderlandです。

ニューヨークのビレッジヴァンガードライブの1枚、Sunday at the Village Vanguard(サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード)に収録されている中の1曲。

ほくが大好きな曲のひとつです。

別にジャズマニアという訳でもなく、ビル・エバンスのほかにも、サザンも聴けば、ミスチルも聴きます。

ビートルズは中学のころから、今に至るまで聞き続けています。

ても、電車の中で何か考え事をしたり、読書したりするときには、ジャズを聞き流すことが多い。

中でも好きな曲は、ビル・エバンスの次の3曲。

さっき書いたアリス・イン・ワンダーランド、ワルツ・フォー・デビー(どちらもビレッジヴァンガードのライブに収められています)、サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム(これはモントルージャズフェスティバルに入っているやつ)、なぜ好きかと訊かれても、好きだからとしか言いようがないのですが。

それにしても、ビレッジヴァンガードライブの2枚と、ポートレート・イン・ジャズ、エクスプロレーションズの4枚はぜひ聴いて欲しい(これはあちこちに書かれています)し、あと、僕としては、モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンスも素晴らしいと思います。

ベースが、スコット・ラファロではなくエディ・ゴメス、ドラムスがポール・モチアンではなくジャック・ディジョネット。

それでもこのトリオの演奏は素晴らしい。

ビル・エバンスの演奏は、よく、繊細で静かな語られ方をされます。

先に挙げた4枚のリバーサイド時代の、スコット・ラファロとポール・モチアンとのトリオの素晴らしさは言うまでもありません。

静かな山間をキラキラ輝きながら流れ下る清流。時として激しく、そして時としてゆったりと、流れ落ちてゆく。

しかし、それは決して激しい奔流に飲み込まれず、ただキラキラ輝きながらぶつかり合い、絡み合って僕をインタープレイの世界に導きます。

しかし、モントルーのビル・エバンスは、そういったリバーサイド時代のものと一線を画している気がします。

透きとおった青空の下、強い風で波が海岸にぶつかり激しい水しぶきを上げる。海水はどこまでも青く透明なんだけど、激しく岸壁を洗う。そして次の瞬間、さっと引いていき、寄せる波と絡み合い、また海岸を洗う。そんな激しさと、一抹のさみしさを感じさせるピアノ。そこにエディ・ゴメスのベースが見事に寄せてきて、時には、エバンスを超える大波を海岸にぶつける。ドラムのジャック・ディジョネットも激しくビル・エバンスを刺激する。録音もいい仕事をしています。

ゆったりした休日、こういう音楽を聴きながら、ボーっと過ごす至福の時間は何よりの宝物に思えます。

紹介したアルバムのジャケット写真だけでもと思い、下に掲載します。

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