自動運転(正しくは運転支援システム)で話題の日産自動車の新型セレナが2016年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
ところで、このグッドデザイン賞、詳しくはグッドデザイン賞のサイトで説明されています。
人々の生活を快適にする機能、デザインを総合的に判断して、応募作品の中から受賞を決定するそうで、応募、選考、発表と約1年かかっているそうです。
実はこのグッドデザイン賞、毎年本当に数多くの受賞があり、驚きです。
自動車部門では、ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社のJAGUAR XFも受賞しています。
だから、値打ちがないなぁと思ってしまうのは、ボクの浅はかさ。
様々な業種から、
「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的
として選考しているので、その目的にかなうものは選ばれるのですね。
さて、日産セレナが選ばれた理由です。
新型セレナは8人乗りのMクラスミニバンです。子育て世代にあるファミリーのニーズに応えるべく作りこんでいます。今のママ、パパは、「家族の時間が大切」「乗る人全員に楽しんでもらいたい」と言う、もてなしの気持ちの持ち主です。この気持ちに応えるべく新型セレナは乗員みんなが楽しめる空間、利便性、そして楽しさを具現化しています。
ミニバンはトヨタもホンダも生産していて、どれも運転のしやすさ、シートアレンジ、動力性能などなど優れたものばかりですが、セレナのいいところは、シートアレンジの多彩さとプロパイロット機能とバックドア。そして、これらを通して乗員みんなが楽しく快適に移動できること。これらが特に評価されたのではないでしょうか。
ま、見た目のカッコよさだけではないということですね。
これを機会に、モノの持つ値打ち、価値、モノづくりの素晴らしさというものをもう一度考えてみたくなったのでした。
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