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大学生のころ、ラグビーの中継をよく見ていた。
通っていた大学のラグビー部が強く、試合を見るうちにだんだんと面白くなってきた。
最初は、ルールもほとんどわからなかった。
高校のとき、ラグビー部に入っていた友人に、前に投げたらあかんねん、ボール落としてもあかん。それと、タックルは命懸け
そんな話を聞いて知っていた程度。
ラグビー場に通ったり、テレビ中継があるときはそれを見たり。
暇な大学生だった(文系でしたから)ので、時間はあった。
平尾、大八木の同志社コンビ、新日鉄釜石の松尾、神戸製鋼の林などなど、すごい選手をたくさん見てきた。
でも、彼らが対外試合でニュージーランドやイングランドと戦うと、ほぼ3ケタ取られていた。
体格が違う。
向こうは、身長で6~7cm、体重で10~15kgまさっていた。
勝てるわけない。いつもそう思ってみていた。
僕は、自分で言うのもなんだが、臆病で、臆病だからこその運動オンチ。
それに足が速くない。体つきもひ弱だ。だから自分でラグビーをしたいと思ったことは今の今まで一度もない。高校時代まではバスケットの控えだった。
ラグビーをやりたいと思ったことはないが、ラグビーを見る分には面白かった。
見ているうちにだんだんルールも覚え得る。
ノックオン、スロー・フォワード、ノット・リリース・ザ・ボール、ノット・ストレート、オーバーザトップ、などなど
単純にゲームを面白くするためのルールや危険防止のためのルールがある。
ノックオン、スロー・フォワードは前者、ノット・リリース・ザ・ボールなどは後者だ。
得点の入り方も何種類かある。
トライ(5点)、コンバージョンゴール(2点)、ペナルティゴール(3点)、ドロップゴール(3点)
トライはもちろん、敵地のインゴールというエリア(ゴールポストの後ろ側のスペース)にボールを持った選手が、ボールでタッチすることで認められます。
昔、新日鉄釜石の松尾が、50メートルの独走トライを決めていました。
また、展開するラグビーを得意とする早稲田が、横に展開しながら、綺麗にトライするところも記憶に残っています。教科書通りのトライでした。
スクラムトライというのもありますね。スクラムの状態で、相手スクラムをインゴールまで押し込んで、トライすることで、これも何度か見たことがあります。
走りこんでするトライも感動的ですが、スクラムトライは、見ていて思わず力が入ってしまいます。
ただ、世界に通用しないというのは残念だった。
オールブラックスが日本に来たとき、日本の選抜と試合をしたと思うが、まるで赤子の手を捻るように日本を簡単に負かせていた。
毎回毎回そんな日本チームがワールドカップに、出ては負け出ては負けの繰り返しだったので、今年も全く期待をしていなかった。
そんなところへ持ってきての速報。
日本チームが世界ランク3位の南ア共和国に勝った!
僕の知り合いはみん興奮してた。
SNSはこれに関する書き込みであふれていた。
生では見れなかったけど、夜のダイジェストを見た。それだけで涙が出そうになった(結果は分かっているというのに)
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