ホンダCR-V、復活への期待と不安

SUVで生活をアップグレード

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ホンダが北米などを中心に販売していたCR-V、8月末に日本での販売を復活させる。

初代CR-Vのコンセプトが気に入り、それ以上にそのスタイルにほれ込んだボクは、購入後約7年、距離にして15万kmほど走破し、CR-Vはめでたくその役目を終えた。

そして次に選んだのは、その後継の2代目や3代目のCR-Vではなかった。

なぜCR-Vはボクに選ばれなかったのか。

1番の理由はその価格。

次にそのスタイリング。

初代は、安くはなかったが、でも頑張ったら手に入れられる価格で販売されていた。

それに、そのコンセプトを含めたスタイリング。

これは何があっても手に入れたい。そんな車だった。

今でも現役で走っている初代CR-Vを見ると、あの頃の思いがよみがえり、目頭が熱くなってくる。

ま、それはどうでもよくて、2代目以降のもっさりした、なんとなく「仕方なく後継の車を作った」感満載のデザイン、それに続く3代目のみっともなさ。

ボクのようにCR-Vを見ていた人も多いのではないだろうか。

CR-Vは終わった、少なくともボクの中では。そう思っていた。

そこへ、5代目となる後継機の復活のニュースである。

ほんまかいな

そんな思いで、食い入るようにニュースに見入った。

今度のCR-Vに期待していいの、ホンダさん?

今度のCR-V、いい意味でボクの期待を大きく裏切る、素晴らしい出来なのではないか。

もともとメーカーとしてのホンダファンであるボクは、大きな期待をもってニュースサイトの記事を読みまくった。

メーカーのホームページにも特設サイトができている。

トップページの画像をお借りした。

精悍な顔つき、いかにも最近のSUVというそのスタイリング、ま、パッと見たところ、それなりのデザインだ。

フロントマスクは、ヴェゼルなど、最近のホンダの血筋は感じられるが、ヴェゼルのような「猿のお面」顔じゃない。

インテリア、コックピットそべて最近の車らしく、あくまで写真で見る限り、高級感が感じられる。

いや、それはそれでいい。

力強さを発揮するダウンサイジングターボエンジン。

ガソリン車には高出力・高トルク化した1.5L VTEC TURBOを搭載。
2.4Lエンジンを凌ぐ*加速感と、リーズナブルな維持費を両立します。

*Hondaのこれまでの、2.4L車の最大トルクとの比較。Honda調べ。

リニアな加速感を実現したハイブリッド。

CR-Vとして初めてハイブリッドシステムを搭載。
「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の
3つを知能的に使い分けるシステムをヨーロッパで鍛え上げ、力強い走りと燃費性能は
もちろん、感性に忠実な加速音をも実現しています。

心臓部とも言うべきエンジンは、1.5L VTEC TURBOとハイブリッド。

日本で車を売ろうと思ったら、今の時代「ハイブリッド」を選択肢に加えないと売れない。

だから、スバルフォレスターにもハイブリッドが加わった。

しかも、ガソリン車には3列シートの設定まである。(3列目は当然のごとく、「おまけ」だろうが・・・)

もちろん、先進予防安全技術も満載。

と、何から何まで思いつくことは全部くっつけました的な存在のCR-Vになっている。

なんだけど、ちょっと違う。

ボクとしては、どうしても違和感を感じてしまう。

初代のCR-Vで感じたあの「わくわくする」感じ、それがこの新しいCR-Vには感じられない。

まず価格がちょっと引っかかる。

ハイブリッドで400万円オーバー。

何から何までそろって、この値段、さ、喜んで買いましょうというわけにはいかない。

次に、内装。

もっとシンプルでいいし、もう少しチープなつくりでも構わない。

こんな車を出してほしかった、こんなCR-Vを見たかった

しっかりしたエンジンにシャーシ、安全装備。路面状況にかかわらず「走る・曲がる・止まる」が完璧にできて、荷物もわんさと載せられて、どこへ行くのにも安心して出かけられる、そういういわば「相棒」のような存在であったらいい。

だけど、今度のCR-V、2代目、3代目と装備がやたら豪華になり、ちゃらちゃらしてきて、都会的なお洒落感、スマートさを前面に出してきた今までの駄作のCR-Vの、その延長にあるような車になっている。

もちろん、それを歓迎する人もいるのだろうが、ボクが求めるCR-Vじゃない。

もうホンダに期待しないでおこうかな

ホンダは、こんなボクのような「かつてのファン」の存在は気にしないことにしたのだろうか。

子育ても終わって、子供が手を離れ、定年前後の夫婦2人が安心してあちこち気ままに旅行できる、そのための相棒。

かつての初代CR-Vを愛し、あちこち道があるところどこでも一緒に出掛けた相棒の面影を重ねられるような車。

どんな道でもよく走り、頼りになって、安心してドライブできる車、そんな車としての基本性能に一番にこだわった、そしてその中に「わくわく感」を感じさせてくれる車、そんな答えを出してほしいんですって。

もし、もしもですよ、ホンダの関係者の方(特にエライ方)がこのホームページを見てくれて、この文を読んでくれたら、もう少し期待してもいいかなって思っています。

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