日産セレナ、自動ブレーキが稼働せず追突事故?

日産セレナ、自動ブレーキが稼働せず追突事故?

自動ブレーキを過信してはいけませんよ

こんな記事を見つけました。

自動運転車で追突事故 販売店員がブレーキ誤認識か産経ニュース

事故は昨年11月、千葉県八千代市で発生。日産のミニバン「セレナ」に試乗した男性(38)に対し、販売店員(28)が「本来はここでブレーキですが踏むのを我慢して」と指示、そのまま停車中の車に追突して2人が軽傷を負った。

今回の事故、プロパイロットは関係ない?

日産セレナにはプロパイロット機能という、同一車線で前の車に追従して進む「半自動運転」のシステムが搭載されています。

CMでも矢沢永吉が出演し、「やるねぇ、ニッサン」と言って話題になりました。

セレナの販売台数も、プロパイロット機能の恩恵か、矢沢永吉効果か知りませんが、ある月の販売台数が、eパワーを搭載したノートとの1,2フィニッシュ。

それだけ話題になった機能です。

ですが、このプロパイロット機能は、あくまで「高速道路上を走るとき」「同一車線で」「前の車に追従して」進む、というものではなかったでしょうか?

公式サイトにも「高速道路 同一車線自動運転技術」と載っています。

高速道路での、単調な“渋滞走行”と長時間の“巡航走行”。
セレナのプロパイロットは、この2つのシーンで、ドライバーに代わってアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御。
高速道路の運転で感じていたあのイライラやストレスが大幅に減るので、家族でのロングドライブが、これまで以上に楽しみになります。(日産セレナ公式サイト)

もちろん、高速道路上であっても、視界不良やドライバーのわき見をで思わぬトラブルが発生する場合があるので、最終的にドライバーが何かあったときの責任者です

こういったことも、すべて公式サイトに記載済み。ボクたち素人でも読めばわかります。

ただ、今回の事故は、このプロパイロットの作動不良というのではなく、エマージャンシーブレーキが利かなかったというもののようですね。

自動ブレーキを過信したために事故が起きた

この技術は、エクストレイルはじめ、多くのニッサン車に搭載されています。

フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性が高まるとメーター内ディスプレイへの警告表示とブザーでドライバーに回避操作を促します。万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害や傷害を軽減します。(日産セレナ公式サイト

それを、ディーラーの営業担当者が過信しすぎたのでしょう。

「本来はここでブレーキですが踏むのを我慢して」と一言放った。

同じ公式サイトにこんな注意書きがついています。

安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありませんシステムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。先進技術・機能の設定条件は、車種・グレードにより異なります。

エマージェンシーブレーキは、約10〜80km/hの範囲で作動します。歩行者に対しては、約60km/h以上では作動しません。また約30km/h以下で衝突回避の能力があります。詳しくはカーライフアドバイザーまでお問い合わせください。

いったい何を考えているのか、素人か、お前は!と思わず突っ込みたくなる一言です。

最後はドライバーが責任を取らないといけません

予防安全機能のついた自動車が多くなりました。

進む方向は間違えていないだろうし、この機能のおかげで、自動車が登校中の小学生の列に突っ込むことも確実に減るだろうし、ドライバーが気を失っても、大勢の歩行者をなぎ倒してさらに進んでいってしまうような事態を回避できるかもしれません。

駐車場で、壁面に突っ込む事故も、お年寄りがペダルの踏み間違いでコンビニのガラスを突き破って侵入してしまう事故も減るでしょう。

ですが、あくまでセンサーがきちんと反応したら、という前提。

今回の事故のように、小雨、薄暗がり、停車中の自動車の車体が黒っぽいなど、悪条件が重なれば、予防安全機能が働かない可能性も当然ながらあります。

自動車を運転するものは、こういった事態に常に備えていないといけません。

というか、まずは自分の目、耳などを総動員して安全に車を移動させること。

予防安全装備は、あくまで補助として万一の時助けてくれるかもしれない、ぐらいに思っていないとダメですね。

さて、今回の事故、軽症の2人への過失責任は、営業が何を言ったか関係なく、当然ドライバーが取らないといけません。

ですが、ブレーキを踏まないよう指示した営業担当者なども、送検されています。

日産自動車販売店の店長男性(46)と同店の営業社員男性(28)を業務上過失傷害容疑で、試乗した客のトラック運転手男性(38)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、千葉地検に書類送検した。(千葉日報

 

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